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基準値からわかること
男性ホルモンは男性をより男性らしい体つきにしたり、精神的にも良くも悪くも
攻撃性などをつかさどっています。
このホルモンは男性にしかないように思えるかもしれませんが、女性にも
分泌されていて、女性の健康を守っています。
その男性の基準値は2.00〜7.60ng/ml、女性では0.06〜0.80 ng/mlです。
数値を上回れば、男性化が進んだり、腫瘍が形成されることもあり、高ければいい、
と言うことはありません。
低くても問題が出やすくなりますが、高いことも健康を損ないます。
ですから何かのきっかけで数値に異常が見られると言われたのであれば、高ければ
それに合わせた治療を開始しなければなりません。
特に女性に男性ホルモンの数値の異常が見られた場合は、想像以上に治療に時間が
かかります。
男性であっても同じように治療に時間がかかってきてしまいます。
また男性の場合、自分の男性ホルモンが基準値から離れ、異常をきたしていることに
気が付きにくいという問題もあり、治療が困難になりやすいのです。
基準値に異常をきたす原因は色々ありますが、多くの場合はストレスです。
ストレスが胃や腸に起こるケースは意外と休養だけで治ることが多いのですが、
ホルモンバランスに起こっている場合は厄介なのです。
戻すためには時間が必要だからです。
男性ホルモンが基準値にない場合、自分自身でも気が付きにくく、なんとなく体調が
すぐれない、精神的に不安定になりやすい、疲れやすいなどの自覚症状があっても、
「男がこんなことに負けていられるか!」という思い込みで抜けだそうとしてしま
います。
「男らしさ」にこだわり続けるのは、自分の健康を損なうだけです。
「男らしさ」より「自分らしさ」を構築し直す作業もこれからの男性たちには
必要です。
また女性も「男に負けない」ではなく「負けてもいい自分」を許す勇気が必要です。
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